• 燕曜会

「第四回 金剛流 燕曜会」開催のお知らせ


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第四回 金剛流 燕曜会



京都府次世代等古典芸能普及促進公演


令和8年1月10日(土)午後1時半開演(午後1時開場)

於 金剛能楽堂(京都市上京区烏丸通中立売上ル )

番組

仕舞 加 茂  廣田明幸
   富士太鼓 惣明貞助
   車 僧  向井弘記

     地 謡 豊嶋幸洋 今井克紀 豊嶋晃嗣 宇髙竜成

能  箙 シ テ 中村洋臣
     ワ キ 宝生朝哉
     間狂言 山本善之
     笛   左鴻泰弘
     小 鼓 林 大輝
     大 鼓 森山泰幸
     後 見 種田道一 惣明貞助
     地 謡 金剛龍謹 豊嶋幸洋 宇髙竜成
         宇髙徳成 向井弘記 平賀舜太郎 

休憩 20分

仕舞 綾 鼓 金剛永謹

     地 謡 種田道一 金剛龍謹 惣明貞助 向井弘記

能 羽衣 シテ 湯川 稜
     ワキ 小林 努
     笛  左鴻泰弘
     小鼓 成田 奏
     大鼓 渡部 諭
     太鼓 中田一葉
     後見 廣田幸稔 中村洋臣
     地謡 廣田泰能 今井克紀 豊嶋晃嗣
        宇髙徳成 惣明貞助 廣田明幸

終了予定 午後4時半頃  
     
《御挨拶》
この度、当流の若手能楽師の更なる育成を目的に「金剛流燕曜会」を開催致します。時代は大きく変遷していきますが、真摯で厳しく、地道な研鑽の積み重ねこそが殊に若い能楽師にとって最も大切であることは、いつの時代も変わりません。
元より未熟な者達ではございますが、皆様の温かい御支援、御鞭撻を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

      金剛流二十六世宗家 金剛永謹

《箙 あらすじ》

 西国より都へ向かう旅の僧が摂津の国生田川の辺にて鮮やかに咲き誇る梅の木を眺めていると、一人の男が通りかかる。僧がこの梅は名のある木かと男に問うと、男は「箙の梅」であると答え、その謂れとなった生田の地の源平合戦や梶原源太景季の活躍を物語る。次第に日も暮れ始め、僧が男に名を尋ねると、男は自分こそ景季の幽霊である言い残し姿を消す。

 夜も更け、周囲も静まる中、梅の木陰で微睡む僧の前に 景季が在りし日の若く雅やかな姿で現れる。景季は修羅道の責に苦しむ様や箙に梅花の枝を挿し、奮戦した合戦の有様を現す。やがて夜が明け始めると、僧に更なる回向を頼み消え失せるのであった。

《羽衣 あらすじ》

 ある長閑な春の日、白龍たち漁夫が釣に出掛けようと三保の松原へ行くと、松の枝に美しい衣が掛かっている。家の宝にする為に持ち帰ろうとすると、どこからともなく天人が現れて、それは私の羽衣だから返してくださいと言う。白龍がこれを拒むと天人は、羽衣が無いと天上へ帰れないと悲嘆に暮れる。白龍は哀れに思い、天人の舞を見せて貰う代わりに羽衣を返すと約束する。天人は舞を舞う為には羽衣が必要なのでまず返してくださいと答えるが、白龍は返せばそのまま天上に帰るだろうとこれを拒む。天人は疑いは人間の世界だけに有り、天上に偽りは無いと答え羽衣を返して貰う。

 羽衣を着た天人は、月の宮殿での生活や三保の松原の美しい景色を語りつつ羽衣を春風に靡かせながら舞い、やがて富士の高嶺の霞の中に消えていった。


⚫︎主催 一般社団法人金剛会

⚫︎入場料(全席自由)
一般券 ¥4,000- 学生券 ¥2,000-(要学生証)
※学生券の購入は30歳以下と致します

⚫︎お問い合わせ先
kongoh.enyohkai.info@gmail.com
(燕曜会 事務担当者)